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四国の山の標高1800m以上の高地や風衝(ふうしょう)地帯には「亜高山性風衝草原」が広がっている。 四国の山の魅力は?・・・と聞かれると「笹原の稜線」と、迷うことなく私は答える。 ・・・なんでハイジがおるんじゃぁ!スイスかここは? 四国やんけ・・・。 剣山の隣の山の次郎ギュウ1920mは、クマザサに覆われた優しいシルエットをしている。山頂が平らな隆起準平原に広がる「亜高山性風衝草原」のたおやかな稜線が、四国の山の特徴である。 「ミヤマクマザサ」は三嶺から天狗塚にかけての稜線に特に広く分布し、1994年に、国の天然記念物に指定されている。 百名山には何故か漏れているが、三嶺はクマザサ群落の美しい山だ。剣山山頂から三嶺〜天狗塚にかけてもこの風衝草原が広がっているが、1971年以降は、リフトの設置に伴い剣山山頂を訪れる観光客が増え、「シコクフウロ−ショウジョウスゲ群集」が踏み荒らされ、裸地化への退行が見られたため、頂上付近の裸地化した区域へ木道を設置し手厚い保護で、現在、植生は回復している。 剣山系の魅力は、なんと言ってもその植生の豊かさだ。 温暖な四国にそびえる剣山の周辺は雨量が多く、たくさんの種類の植物が生息している。「ナンゴククガイソウ」はブナ林やウラジロモミ林の隙間に群生している。 シシウド、ツルギハナウド、ナンゴククガイソウ、テンニンソウ、オタカラコウ、メタカラコウや、イトスゲ、ショウジョウスゲ、ミヤマタニタデ、ミヤマタニソバなどが生育し高茎草原を形成している。 「キレンゲショウマ群落」は剣山の行場に見られ、全国的にも分布が限られている貴重な花だ。 石鎚山1981mに次いで、西日本第2の高峰「剣山」は、標高1955mで山岳信仰の山であり、日本100名山の1つでもある。 大歩危峡、祖谷渓とともに「剣山国定公園」に指定され、自然公園としての景観の魅力のほか、自然と共生する伝統的な暮らしが色濃く残る地域で、棚田やかずら橋や高地の集落などは、まさに日本の原風景といった趣がある。急峻な山地の地形は大規模な水田による稲作には不向きであるが、様々な作物が生産される。 耕地以外の森林からも実に多くの産品を収穫することができる。・・・貴重なシロクチカズラは標高1300m以上の山から採られる。3年に一度架け替えられるかずら橋の材料だ。 植生の垂直分布を利用して、お茶、カズラ、カヤなど生活必需品を収穫することができる・・・ 1960年までは、山頂や標高1500m程度の尾根付近の草地に毎年「火入れ」をし、カヤやススキを収穫していたともいう。かつてはススキ草地として維持されていた場所も、刈り取り・火入れ等が行われなくなったために多くはササ草地へと遷移している。東祖谷山村落合峠は「ススキ草地」の名所であったが、ウラジロモミ等の樹木が侵入しつつあり、樹林化する傾向も見られる。・・・↑ハイジ、ちょっと大人になった?! 山の暮らしの匂う風景を未来に残したいものだ。 お願い ランキングに参加中です。Please Push! ← |
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