風の誘い Mind of Shikoku

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help リーダーに追加 RSS 竜巻と雷

<<   作成日時 : 2008/06/11 03:02   >>

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昔から恐いものの例えに「地震」「雷」「家事」「親父」といわれている。
近年では「竜巻」の被害が多く発生していて仲間に入れてほしいものだ。
・・・ついでに「通り魔」もか?
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今週は上空に寒気が流れ込んで、雷が鳴ったりして梅雨らしい天気になった。
今日あたりから、いよいよ前線の活動が活発化してくる模様だ。
デオッち気象台ではやっと「梅雨入り」のようだ。
雨や雷に注意しておきたい。
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今年の梅雨は、東南アジアにかけてのモンスーン地帯で雲の量が顕著に少ない。
ヒマラヤ山岳地帯の影響で南北に分流した偏西風がアジア東部で再び合流し収束するのが梅雨なんだけど、今年の南側のジェット(熱帯ジェット)は弱いようだ。
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長年、衛星画像を眺めてきたが、梅雨前線帯の雲はインドシナ半島から連なって水蒸気の補給を受けるのが通例なんだけど、どうも「アジア・モンスーン」の様相とは少し違って、乾燥ぎみだなぁ・・・
今年の夏は「猛暑型」になることを示唆してんのかなぁ?

積乱雲(入道雲)は、強烈な上昇流や、降水などによる下降流(ダウンバースト)を伴うんだけど、流れの速さの違う気団が入り混じることにより、しばしば局所的に渦を発生させる。
小規模なものは旋風(つむじ風)で、よく学校のグラウンドなんかで枯葉がくるくると回っているヤツで持続時間は極めて短い。
規模が大きくなると、「漏斗雲」ができて「竜巻」になり持続時間も長くなる。
中心付近では秒速数十mもの猛烈な風となり、家屋を簡単に破壊しながら進むやっかいものだ。

気象庁で、今年から「竜巻注意報」の運用が始まったが、気象警報と違い「注意報」なので、市民にどのタイミングでどのように伝えるべきか対応に苦慮していると聞く。
せいぜい20km範囲の1つの積乱雲に伴って発生する現象なので、予報精度は未だ低いが破壊力が凄まじく、警戒すべき対象には違いない。

気象オタクのデオッちも、竜巻の漏斗雲はまだ実物を見たことがない。
・・・とはいえ、前述の「ダウンバースト」現象は、各地で頻繁に起きている現象であり、渦回転を伴った下降流はしばしば目撃する。
通常は「突風が吹いた」として片付けられるのであまり意識しないけど・・・

日本は竜巻の発生が多い。
気象庁が確認した観測のデータベースだけでも、1991年からの17年間に四国でも30個の発生数がある。
四国では、高知県がダントツに多く、24個も発生している。
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今年の4月17日に土佐清水市で竜巻が発生し家屋の被害も出た。
昨年の8月29日には、徳島市内でも強さのカテゴリーがF1の竜巻が発生している。
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・・・徳島市国府町を襲う竜巻↑

強さのカテゴリーは、F1〜F5の5段階で表され、既にアメリカで実用されている分類方法だが、藤原さんという日本人研究家の名前に由来し「F」というイニシャル「藤原スケール」でカテゴリーを表しているものだ。
徳島の竜巻は20分程度の持続時間で郊外の農地を通過したため目立った被害は免れたが、ビニールハウスなどは破壊された。
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・・・札所の「井戸寺」のすぐ近くを竜巻は通過した。↑
そのときのレーダー画像がこれ。↓
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同じ年、宮崎で発生した竜巻は、JR九州の日豊線の特急電車をひっくり返した。
強い竜巻になると数トンの重さの物体を空中に吸い上げる力があるという・・・
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竜巻は9〜10月が発生数のピークで最も多く、台風の間接的な影響が原因となる。
・・・巨大な積乱雲の直下では竜巻や降雹などシビアな現象が起こりやすいので、雷が近づいているときは要注意だ。

【雷の電気】
積乱雲の中では、過冷却になった小さな水滴が落下する「氷晶」にくっつくが、衝突した際に結合する水滴と、さらに微小な飛散する水滴に分かれ、微小な水滴が−の電荷を帯びる。
俗に「マイナスイオン」といっている帯電現象で、分子レベルの「イオン」ではなく、はるかに粒が大きい。
小さく軽い水滴は上昇流で雲の上部へ運ばれ、相対的に+に帯電した重い氷晶は雲の中〜下部に多く、一定の電荷量を超えて帯電すると空気の絶縁抵抗を破って放電する。
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地球はマイナスの「電荷のかたまり」だから、雲の下部の+電荷に地面の突起から放電することもある。
雲底から「先駆電撃」という放電が走り、空気中に「電気回路」ができたとたん、「落雷」といっているが、プラス電荷が地上へ一気に放電される。
落ちるばかりじゃなく、「帰還電撃」といっているが、逆に昇っていく雷もある。
先駆電撃が雲から地上へ到達するのに、0.03秒程度だから逃げるヒマはなく、最初から逃げておくしかないのである。
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だから、尖った先が危ない。
つまり背の高い木とか、広い校庭で遊ぶ一番背の高い人とか・・・。

中高年の山好きなグループが毎年、山で雷に打たれる事故が多い。
デオッちが、四国の山を歩いて見ていても、雷が鳴っているのに平気で山の尾根を歩く登山客は意外と多い。
「自殺行為」だから、雨に打たれても尾根を避けて背を低くしないといけない。
実は巨木の直下も「側撃雷」を受けやすいので避難や雨宿りは止めた方がいい。
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・・・安全な「保護範囲」は意外と狭いものだ。↑
一般的に金属を持っていると電気が来そうな気がするが、雷のような百万ボルト以上の電圧では、金属も絶縁体も関係なく尖った物体が危険で、物体の材質が金属かどうかより、1mmでも背の高い方に落雷するからそのつもりで・・・

これから四国は夏が雷の季節だ。
あの電気を採集・蓄電して利用できると省エネ効果が大きいんだけどなぁ・・・

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