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<<   作成日時 : 2008/08/21 00:57   >>

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おっ、やるじゃないか!
科学中年のデオッちは、今日のニュースを見て、国民生活センターにエールを送りたくなった。
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「磁気活水器」は、ニセ科学で根拠がないものと発表してくれた。
大体、水道の蛇口に磁石をくっつけただけで水が美味しくなるハズがない。

科学についても、リテラシーが必要だと、つくづく思う。

健康ブームはいいことなのだが、公共性の高いテレビ番組で、なんでもかんでも放映しちゃいかん!のである。
迷惑するのは、いつも我々「情報弱者」なのだから・・・

メディアの方々も、視聴者も、「科学的検証」について、リテラシーの意識を強く持ってもらいたい。
「なんとか大学」の「なんとか教授」が発表した論文が、本当に科学的に「追試」して実験できるものかどうか、ちゃんと実証するのが「公共性」というものだと思う。

国民生活センターが、発がん性が疑われている「トリハロメタン」「塩素」の除去機能を持つと宣伝、販売されている「磁気活水器」6機種について、そうした機能は認められないと発表した。

水道管や蛇口に取り付けるだけで、水道水のトリハロメタンや塩素を除去すると宣伝しているが、テストの結果、6機種すべてでこれらの物質の除去効果は認められなかったため、「消費者に誤認を招く表示」だとして、公正取引委員会に排除命令などの措置を取るよう要望したということだ。

やっぱりね・・・磁力で有害物質が除去できるなら、強力で巨大な地球の磁場の上を流れる自然の川の水は、もっとキレイになるはずだもん。
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マイナスイオンが森林や渓谷に多いわけではなく、そもそも「マイナスイオン」という科学的な定義がないことは以前に述べた。
マイナスイオンの嘘 ←ここをクリック!

世の中、ニセ科学が多すぎる。
マイナスイオン磁気活性も、理科の教科書のどこにも載ってないもん・・・

2005年12月26日、公正取引委員会は、某家庭用機器製造会社の3社に対して、「活性水素水」「マイナスイオン水」などという言葉をつかって、科学的な根拠に乏しいのに、画期的な健康維持に効能があるとした「優良誤認」だとして「排除命令」を出したことがある。

公正取引委員会は、機能を主張する商品に対し、その根拠を示す技術資料の提出を求め、15日以内に科学的に妥当性のある根拠を提出できない場合、その主張は優良誤認であると判断し、「違法行為」をやめるよう、「排除命令」を出す。
ビビッてる「水商売」の会社は、多いだろうねぇ・・・
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・・・ん?水商売、ちょっと違うかな?

デオッちの通う、スーパーでも玄関に、堂々と「電解水」の装置が置いてあって、200円を支払って、専用のペットボトルを買えば、無料でその水を持ち帰ることができるようになっている。
・・・もちろん、使ったことはないけど。

「アルカリイオン」水というのも、いまだに売られているよね。
イオン交換膜を触媒として反応させた電気分解によるものだろうけど、水溶液に電極を突っ込んで電圧をかけると、+極では−イオンが酸化され、−極では陽イオンが還元されることは中学生でも知っている。
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水道水には、様々なイオンがもともと溶けているので、どのイオンが酸化や還元されるかは、元の水に溶存するイオンの濃度によるものだから、もとの水道水に含まれる以上に、アルカリ金属やミネラル成分が増加する訳ではない。
電気分解すれば、−極では水素が発生してアルカリ性となり、これを取り出して飲用に供するだけの話。

「アルカリ金属イオン」の存在と、溶液のアルカリ性(水素イオン濃度pH)とは何の関係もないので誤解なきよう・・・。
アルカリ金属元素のうち、ナトリウムカリウム、アルカリ土類金属(第2族元素)のうち、マグネシウムカルシウムは人体にとって必須の微量元素なので、「ミネラル」と呼ばれている。

マグネシウムとカルシウムの濃度が高い水を「硬水」、濃度が低い水を「軟水」と呼んでいて、日本の河川の多くは「軟水」だから、不足するミネラルを摂取する必要があると言われているが、添加物として加えない限り、
電気分解ではミネラル成分が生成されることは絶対にない。

これまた、人体では、カルシウム濃度は、常に一定に保たれているので、カルシウムが不足すると「イライラ」すると、「迷信医学」を信じている人が多い。
不足が続けば、骨のカルシウムが溶け出して濃度は常に一定なので、「骨粗しょう症」になるだけのことである。
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イライラ?・・・まあ、のんびりいこうや。

大体、微量の水に摂取を頼らず、チョーク(石膏)の硫酸カルシウム(CaSO4)とか、乾燥剤(石灰岩)の炭酸カルシウム(CaCO3) をチョイと舐めるだけで、簡単に摂取できるんだけどなぁ・・・
大人の1日の必要な摂取量は500mgだ。
硬水の「evian」を毎日飲んでると、摂取しすぎですよ〜!

ちょっと昔まで、アルカリ性食品酸性食品とをマジメに分類していたが、その学説は今は完全に「否定」されている。
pHの違う水を飲んで体内のpHが変わるなら、それは生体が非常に危険な状態ということなのである。
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食品のpHは、体内のpHに何ら影響しない。・・・現代医学の常識です!

・・・デオッちは、野菜をほとんど食べない人です。
単身赴任の自炊で4年、健康にまったく何の支障もないよ〜!(オススメはしませんが)

水は薬ではない! 
分子式は、誰しも知っている「H20」であり、それ以上でも、それ以下でもない。
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「奇跡の水」は、ありえないので、根拠なく信じている方は、無駄な投資はやめた方がいいですよ〜!
「聖水」とか、「清めの水」などの、宗教心までもは否定しませんけど・・・
宗教は科学じゃなく、心の問題なので・・・。

世の中には、利用者の経験談が実名でたくさん紹介されるけど、単に、一日の飲む水の量を増やすと体調が良くなる人がかなりの確率でいることも確かであって、効能を科学的に立証したものとは言えない。

「体に悪い水」は、毒物や感染ウィルスの混入した水だと定義できるが、「体にいい水」の定義は難しい。
「科学で解明できていないこと」を、体験談のみで、「科学的裏付け」があるかのように言う「ウソ」を見破る目を消費者は持ちたいものだ。

テレビでお馴染みの、「血液サラサラ」の話は、ほとんど作り話。
健康な人がコップ1杯の水を飲めば、血液の粘度はサラサラに変化するのが普通なのに・・・
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顕微鏡を通して血球が流れる映像を、
「これで本当だ!」
と見せ付けられるが、血液には血小板があって、空気に触れると凝固する性質があるから、怪我しても出血が止まる訳で・・・
顕微鏡のガラス板の上で、空気に触れているのに、いつまでもサラサラで凝固しない血液の方が不健康だ。
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「奇跡の泉ルルド」という泉の水が、難病を治す「奇跡の水」として有名だが、「バチカン」でさえ、煩雑な手続きと実証データがないと「奇跡認定」しないそうだ。
インチキ布教を懸念しているようで、患者がその水を浴びるまで医学的処置をまったく受けていないという条件が奇跡の認定には必要だとしている。
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医学的には、「難病」の治癒例が世界中から集まるが、祈りがあろうがなかろうが、一定の確率で「自然治癒」というものは起こる・・・という認識となっているようで、奇跡か自然治癒かの判定は微妙だ。
泉を訪ねてくる難病の患者の数が増えれば、もちろん、奇跡と自然治癒の数の両方が同時に増える。

もう一度、言うけど、水は薬ではありません。

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