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<<   作成日時 : 2008/09/22 06:44   >>

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キューバは社会主義の国だが、世界最高の循環型社会を作り上げている。
食糧自給率が40%を切ってしまった日本は食糧危機に対応できるのか?
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日本は経済大国である。
貧しい国には政府開発援助ODAとして多額の資金援助や食糧支援を行なっている。

発展途上の国々に技術支援をしたり紛争による難民の救済は国際社会への大きな意味のある貢献だ。
しかし、食糧危機に陥った国々からも経済力にモノを言わせ、穀物を買いあさっている。

食糧として輸入するならまだしも、畜産や養殖魚の飼料用に大量の穀物を輸入している。
穀物相場まで金融工学で証券化し、自由経済というシステムで、投機マネーがこれらの国々から食糧まで奪っている。

・・・こんなことを長く続けてはいけない。
自由経済のシステムは堅持すべきだが、人類の生存の糧まで経済システムに組み込むべきではない。

日本は世界一の食糧輸入国である。
我々の食糧自給率、とりわけ穀物自給率の向上が、食糧危機に苦しむ発展途上国の人々の飢餓を救うことになる。
・・・経済支援だけが、国際貢献ではない。

キューバの食糧自給率の向上は、閉鎖された社会主義国として生きていくための窮地の政策だったとはいえ、アメリカからの圧力に屈せず「自立の道」を歩み、国を挙げての「有機農業」に取り組んだ結果、世界最高レベルの環境保全型社会が実現している。
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キューバの憲法第27条(1992年改正)では、こう謳われている。
国家は環境と天然資源を保護する。
環境と天然資源が、人間生活をさらに合理的なものにするための、また生存と幸福と未来の世代を保障するための、持続可能な経済的・社会的発展に密接な関連をもっていることを国家は認識する。
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このように、環境に対する国家の意識が高いことが有機農業を国民に浸透させていく原動力だ。
キューバの農業は、ソ連型の集団農場的生産で、モノカルチャー・単一作物栽培だった。
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広大な土地で輸出用サトウキビを生産し、砂糖に加工してソ連や東ヨーロッパに輸出し、国民の食料や農業に必要な機械・農薬・化学肥料などを輸入していた。
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日本と同じように国内で食糧を自給するより、輸入の方が安くすむため、対外依存度が高く自給率も低かった。
ところが、ソ連の崩壊で石油・農薬・化学肥料が輸入できなくなると、古来農法に戻らざるを得なかった。
独裁者ではあるが、カストロ議長は、将来へ向けて農業のあり方の大きくな転換を決断した。
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国民の幸福を願うカストロは、独裁者というより革命家なのだろう。
金正日とは大きな違いがある。

キューバの進めた農業は、古来の農法にバイオテクノロジーを融合させ、発酵などによるバイオ肥料の生産、有機的な土壌管理、生物農薬の開発などエコロジカルな農業を発展させた。
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窒素固定菌や根粒菌、菌根などでバイオ肥料を利用し、立ち枯れや病害の生物学的制御技術を実用化している。
農地のローテーションや家畜による自然肥沃化を利用した放牧システムを開発し、トラクターを使わない農業も実践している。

地力保持・向上のため「輪作」を重視し、サトウキビや砂糖の生産でできる副産物を家畜飼料に利用している。
医療技術の高いキューバは、生物応用技術も高く、高水準の有機農業が展開されている。
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ハエやハチやアリなど昆虫を使った害虫の防除や、人体には無害で害虫にだけ病気を起こさせる細菌やウィルスの開発も行なっている。

ミミズをバナナの木の下で大量に飼育し、バナナはミミズ堆肥で生育し、増えたミミズは魚のエサに使い、ミミズを使った生ゴミ堆肥化装置も開発して堆肥を作っている。
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飼料は、サトウキビの搾りカスと、学校・病院・ホテルの残飯・生ゴミを全て回収しブタの飼料として利用する社会システムが確立していて、キューバの肉は100%が残飯からできている。

さらに、ブタの糞はバイオガスの生産に利用している。
糞尿に嫌気性の微生物に発生させたメタンガスを燃料として利用し、バイオガス生産の副産物である液肥は、野菜の肥料や魚の養殖に使うなど徹底した世界最高水準の資源循環型社会が実現している。
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日本では1日に3,000万人分もの食料が、生ゴミとして廃棄されている。
キューバを手本に、資源や副産物を無駄にしない循環システムを日本でも実現させたいものだ。
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明日には、新しい自民党の総裁が選ばれ、首班に指名される。
経済の建て直しも、確かに重要なことなのだが、社会システムの変革を推進するリーダーの出現を願いたい。

国(政府)がまず意識を変えないと、日本から休耕田はなくならない。
いつまで、減反のために補助金を使うつもりなのだろう。

社会保障制度の財源の確保のために増税をしなければ立ち行かなくなった日本。
増税の議論の前に、まだまだ「無駄」が多すぎる。
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キューバは、医療も教育も無料の国である。
人口減少時代を迎える日本。
経済のマイナス成長を「資源の循環」でやり繰りする社会を作るべきでないだろうか?

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