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zoom RSS 冬至とクリスマス

<<   作成日時 : 2010/12/17 22:17   >>

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12月25日が、キリストの誕生日だと誰しも思っているでしょう。
実際は彼がいつ誕生したかは定かではありません。
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初期のキリスト教では、誕生日には関心がなく祝う必要も感じていませんでした。
重要なことは、彼の死と復活であって、復活祭の方が大きな意味を持っていたからです。

日本の精神文化も、誕生よりは意味ある「死」を尊びます。
忠臣蔵や龍馬の命日・・・なんて死んだ日が祭りになったりしますよね・・・
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聖徳太子や弘法大師など偉人であっても誕生日は確かにメジャーじゃありません。
キリストの誕生日も実際は彼が死んで、ず〜っと後に決められた日で確かな誕生日ではありません。

キリストの誕生を祝う祭は、最初は東方教会で、彼が洗礼を受けた日を1月6日と定めたことに始まります。
現在のように誕生が12月25日に定められたのは、4世紀のローマであるとされています。
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当時、ローマでは太陽崇拝の異教が、ほぼ冬至にあたる12月25日を太陽神を祭る祝祭日としていました。
異教徒と対立しないようにキリスト教を浸透させるために、この日が降誕祭に選んだらしいのです。

冬至は、一年で昼が一番短くなる日で、その日を境に日が長くなり弱くなった太陽が復活していきます。
この日に太陽の誕生を祝う習慣は、世界でも珍しいものではありません。
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日本にも冬至の日には、ゆず湯に入ったり、小豆粥やカボチャを食べる習慣があります。
このように、クリスマスは世界各地に受け入れられ拡がって行きました。
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日本のクリスマスも、見た目はツリーやサンタクロースなど、西洋人が見ても違和感はないでしょう。
ただ、精神性や価値観の根源が少し違っています・・・
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イエス・キリストは、人々の罪を自ら被り、十字架に張り付けられます。
犠牲(奉仕)と、博愛の精神が価値観の根源にあります。

イエスは神の子ですが、神ではありません。
罪多き人間は、新約聖書に書かれるように、神と契約(約束)します。
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新約の約は約束の「約」の意味です。
神は「私はあなたを創造した神である。」と宣言していますから、人間は神に服従しなければならない存在です。
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神に創造され、神の所有であり、神に従わなければならないのです。
また、キリスト教では、人間は神と委託の関係にあります。

キリストを失って、
「神はいない」
「神は私を救わない」
マグダラのマリアは、魂の苦痛にあえぎます。
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人間は地球を管理し、開発し、神的文明を建設する使命を帯びています。
・・・生めよ、ふえよ、地を満たせ、地を従えよ・・・(創世記1・28)
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そして、人間がこの地で「神の王国」を建設するのに必要な規則がモーセの十戒を基本とする神の法です。
第一戒 ヤーウェ以外のいかなるものも神としてはならない。
第二戒 偶像を拝んではならない。
第三戒 主の御名をみだりに唱えてはならない。
第四戒 安息日を覚えて、これを聖別せよ。六日間働いてすべての仕事をせよ。
第五戒 父母を敬え。
第六戒 殺すな。
第七戒 姦淫するな。
第八戒 盗むな。
第九戒 隣人に対して、偽証するな。
第十戒 隣人のものを欲しがるな。


神と契約し、服従し、規則を守らねばならない・・・
人々は苦難に立ち向かわなければならない厳しい教えです。
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一方、日本の神は多神教であり、あらゆる暮らしの場面で神と共生しています。
苦しい時の神頼み・・・神に従属しますが、神との契約や委託の関係はありません。

日本の神は、「高天原」「中つ国」「黄泉国」の垂直方向に、世界を三分類して棲み分けています。
元々は、よりシンプルな「この世」と「あの世」の二つだけ・・・
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神も人もなく、全ての存在者は、この世に「いる」か「いない」かが根本分類となっています。
そして死後は生前と同じ世界の「あの世」であり、存在するのが「この世」になります。

「あの世」は海の彼方で、そこから神が舟に乗ってやって来ます。
しかし、海上には神はどこにもいない。
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海底には「竜宮」があり、浦島太郎の話のように、「あの世」と「この世」は異なる時間が流れています。
高木や山の上の高い場所は天上となり、彼方は神の棲み処に相応しい所となります。

この輪廻する世界感では、命は「黄泉返り」します。
キリストが「蘇る」復活とは意味が違います。
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人間の生きることの価値観の根源的な違いは・・・こういうところなのでしょう。
イルミネーションで飾られたクリスマスツリーはキレイです。
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日本人はクリスマスの一週間後に神社に参拝します。
穢れのない極めて質素な装飾の社殿に向かって頭を垂れます・・・
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この、何でも受け入れてしまう日本の八百万の神の精神文化。
人々の信仰は敬服いたしますが、日本人はもう少しクリスマスの意味を知っておくべきでしょう。
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恒例の・・・おまけ。


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