深層崩壊

土砂災害のうち、最近し「深層崩壊」がよく取り上げられる。
今年の梅雨の大雨でも鹿児島で発生して土石流をもたらした。
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今朝も各地で激しい雨が降っている・・・6:00のレーダー↓
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山崩れは崩壊する土砂の深さや、土砂の量によって表層崩壊と深層崩壊に分類されている。
深層崩壊は表層の土砂崩れよりはるかに土砂の量が多く災害規模が大きくなる。
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深層崩壊した跡地が多いのは尾根部で、緩斜面の下部の斜面(傾斜20~30度)に多く分布している。
これらの斜面は、上流域の斜面に比べて緩やかで、本来、水の侵食を受けにくいところだ。
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地盤の中に、厚い風化層が発達している場合に発生が多い。
また、断層の谷が土砂で堆積した場所で深層崩壊跡地は多く分布している。
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大雨で地中に大量の水が沁み込み、地中に埋もれた谷に水が貯まると体積した土砂に浮力が生じる。
そして土砂の深部まで一気に崩壊する現象が深層崩壊と呼ばれている。

断層は、地下深くまで破砕されて厚い風化層が存在する可能性が高い。
四国では中央構造線とその南に幾筋もの断層帯があり、そもそも深層崩壊を起こしやすい。
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深層崩壊跡地は斜面が平坦になって、棚田や集落として利用される場合が多い。
そもそも断層の谷の存在で地下水が湧出することから水利がいいからだ。

山麓の斜面を削り取って造成した宅地などは危険をはらんでいる場合がある。
地中まで地質調査を行わず造成した場所はかなり多い。
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深層崩壊は前兆現象が顕著で、まずは斜面上部にクラック(亀裂)が現われる。
そこへ大量の雨が流れ込み地下に水を多く含む地層ができる。

谷から湧き出す水が、いつもは澄んでいるのに茶色く濁ると危険信号だ。
パラパラと小石が落ちてくる・・・これも前兆のひとつ。
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最近、シカの食害で下草が少なくなった斜面が多い。
そして地面を蹴飛ばして柔らかくし、水が沁み込みやすくなっている場所が増えた。

土壌中にどれだけ雨水が浸透したかの指標をもとに土砂災害警報は発表される。
土石流は極端に比重の重い濁流が発生し流域を破壊するエネルギーがある。
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国や県では「急傾斜地危険区域」を指定して防災を進めている。
一度、地元行政の作ったハザードマップは目を通しておいた方がいいでしょう。
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