稲妻

梅雨の後半、大雨とともに雷が多いもの・・・
どこに落ちてくる分からないから恐い。
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この季節は、稲の花が咲頃で、雷は稲に実を入れる雷神だと崇められてきた。
だから、雷光のことを「稲妻」と呼んでいるし、しめ縄のギザギザの白い紙は稲光を表わしている。
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お正月の鏡餅は、上から太陽、雲、稲妻の意味がある。
原木への放電ショックでキノコの収量が増えたりするから、稲妻の効果も嘘ではなさそう・・・
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夜間に音もなく光る遠くの雷光を眺める・・・
自然の中に生きていることを実感できる光景だ。
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最近は居住環境が都市化しすぎて、気がつかなく過ごしていることが多い。
世界では2万人以上、国内でも20人程度が雷に撃たれて命を落とす・・・本当は怖いものである。
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雷は落ちると誰しも思っているが、実は落ちてはいない。
雲から地面に向け繰返し進む小さな放電(先駆雷撃)が地表の近くまで進むと、地表からお迎え放電が起きる。

つまり、先駆電撃に向かって地面の電荷の放電が登っていくのである。
この両者の電撃が接触したとたん、大電流が瞬間的に流れる帰還雷撃(リターンストローク)が起こる。
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先駆電撃は、1000分の2秒程度の時間で、地上まで少しずつ空気中にイオン化した経路を作っていく。
地上付近に達するとより強い発光と雷鳴を伴う放電が地上から雷雲に向かって進んで行く。

この放電は先駆電撃の経路を逆に雷雲に向かうので「帰還雷撃」と呼んでいる。
帰還電撃は先駆電撃の10倍以上の速度で進み、人間の目にはどっちに流れたか観測不可能。

だから実際は先駆電撃が地表に到達する前にお迎え電撃が登っていくが、落ちたように見える。
まあ、このメカニズムは事実だけど、100人中100人が「雷は落ちている」と信じてもらえないが・・・
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ところで、雷が鳴っても平気で山の縦走をしている登山パーティーを最近よく見かける。
自殺行為なので止めてほしいもの・・・そんなガイドは失格です。
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落避雷針代わりになりそうな樹木の下は雨宿りにはいいが雷には危険な場所。
木材は人間の身体よりも電気を通しにくい物質だから、幹を伝わって流れる雷は、近くの人間に飛び移る。
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「側撃」という現象が起こりやすいので木の幹からは十分に離れることが危険回避だ。
体に着けた金属を外しても落雷の確率に関係なく、逆に金属が電気を通す分だけ体に流れる電流が少なくなる。

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安全な所に逃げるのが唯一の生存確率を上げる対策である。

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