プレート

07時51分、フィリピン諸島、ミンダナオでM7.3の地震。
震源の深さはなんと580km。
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太平洋津波警報センター(PTWC)は津波情報を出していない。
まぁ、こんな深い震源では津波は発生しないから。
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590kmの深さは、地殻のプレートが潜り込み沈んでマントルに突入するあたりの深さ。
軽いプレートはこれ以上浮力に逆らって潜り込めなくなるあたりだ・・・
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・・・赤、オレンジ色は浅い震源、ブルーは深い震源。↑

プレートの境界で、一方のプレートが沈み込むと、周囲のマントルより低い温度と剛性をもったまま沈み込む。
深さ670kmまで沈み込むが、そこは下部のマントルとの境界。
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マントルの密度が急激に増加するため、プレートはそれより深く沈むことが難しくなり水平に横たわる。
その部分を「スタグナントスラブ」と呼ばれるが、斜めに沈み込むプレートが反ることになる。
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結果、プレートに応力が加わり岩盤が応力に耐えられなくなったとき地震が発生する。
プレート(スラブ)は、その後下部マントルの中へ深く落下する傾向がある。
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地学に興味がなくてもウェゲナーの「大陸移動説」なんてのは聞いたことあるでしょ、あれですよ。
日本は地震国でいたるところに活断層という地震の巣があるけど、それを作る素の応力はプレートの押す力。
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数年前のスマトラ沖大地震が発生して以来、フィリピン海プレートの周りでプレート境界地震が頻発。
フィリピン海プレートは、規模が小さいから、周りの太平洋プレートの圧力がしわ寄せられてるのかも・・・

フィリピンでは、今日7/24の朝から立て続けにM7以上の地震が3回。
フィリピン海プレートに一体何が起きているのか?
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さてさて、西日本の南はフィリピン海プレートが潜り込んでいる。
南海地震はこのプレートの潜り込みに引きずられた大陸プレートの歪が反発して発生する。

震源は深さ100kmまでしか存在していないので沈み込みだしてから日が浅い境界だ。
東海から関東・東北は、北米プレートも加わり3枚重ね・・・複雑だわぁ。
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太平洋が大陸を強く押し付けるから大陸の端っこがへこんンだところが日本海。
押しつけられる境界で盛り上がったのが日本列島・・・ま、そんな感じだ。
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・・・太平洋プレートは北北西へ動いていたものが、ある時から北西へ動き出している。
プレートのもっと下からマグマが噴き出すハワイ火山は動かないからプレートの移動痕が判る。

今も年に3cm程度の速さで太平洋プレートは日本の下に潜り込み続けている。
前回の南海地震では室戸岬は2m隆起・・・つまり潜り込みが2mに達すると反動で大陸プレートが跳ね返る。
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200cmを3cmで割ると、67年周期で地震が起きることになる。
昭和の南海地震は1946年だから、64年が経過した。

滑り面の岩盤の剛性(粘性)や潜り込みの歪の蓄積具合によって誤差が生じる・・・
でも、数学的にはいつ地震が起きても不思議ではない時間経過である。
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南海地震は平均周期が114年、次回までの標準的な値は90.1年と計算されている。
想定されるマグニチュードは8.4で、神戸の地震の30倍の規模。
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・・・マグニチュードを面積に置き換えると視覚的に大きさが判る。

もちろん津波を引き起こし、発生から20分以内に四国の沿岸は津波に襲われる。
山間部ではダム湖の山腹崩壊による津波と決壊が心配・・・ダムは壊れない強度でも津波は起きる。

間違いなく、太平洋プレートやフィリピン海プレートは活動期に入っている。
直ぐにでも南海地震・東南海地震は発生すると考えておいた方が身のため。

過去に崩れたところは再び崩れる確率は低い。
山間部にお住まいの方、山は動くものだと思った方がいいですよ~!

海岸にお住まいの方、停電で真っ暗の中、車なしで20分の間にどこへ逃げられる?
はっきり言って防災対策は役に立ちません。

地震でめちゃくちゃになった家の中から非常持ち出しの防災グッズなど持ち出せない。
傾いて歪んだマンションの玄関の鉄の扉は人間の力では開けられない。

そういう状況を想定して防災は考えておくべき。
防災グッズが持ち出せる程度の地震なら、慌てて避難する必然性はあまりないのが現実。

ガラスの飛び散った道路を歩くためのスリッパと水を確保するためのビニール袋。
この2つさえあれば、何とか生き延びられる。

備えあれば憂いなし。

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