風の誘い/こころ

「心は体のどこにありますか?」
この問いにあなたなら何て答えますか?
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左胸に手を当てて「ここだ」と答える方は案外多いものです。
確かに、好きな人を見て胸が「ドキドキ」ときめいたり悲しくて「胸が締め付けられる」経験があります。
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だからこそ「心臓」という名前になった臓器なのですが・・・
でも心筋梗塞など心臓の病気の人が心を患うかというとそうでもない。
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心とは・・・そもそも「心」とは何だろう?という哲学的な問いになってしまいます。
「精神mind」でしょうか、「考えthought」のことでしょうか?
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宗教家や呪術師は「精神spirit」と身体とは別のものだ・・・と答えるでしょう。
弘法大師や釈迦の心が現存しているとデオッちには感じることはありません。
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神も幽霊も霊力もデオッちは信じません。
でも、正義や愛や心はちゃんと持ち合わせています。

人間の「心」は、生きているからこそ存在します。
「心が広い」などは、「心」と「体」を対比して表現される言葉ですが・・・

心と体が別のものとするならば、「心は体の中には無い」という答えになってしまいます。
いわゆる「二元論」ですが、本当にそうでしょうか?
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私たちが感じる感覚は、「生きている」からこそ成り立ちます。
死んでしまった人には「心」はありません。

「心」も生命現象の一つであると考えて、「心」は「体」と対立するものではないと思います。
「情動」は「自律神経」に大きな影響を与え、アドレナリンなどのホルモンで機能が変わります。
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「心」を個人のアイデンティティーとするならば、「心」は「脳」であると考えられます。
ということは、「心」も「体」の一部と考えるべきです。

三つ子の魂100までとよく言われますが、人間の脳の学習により「魂」も育まれます。
実際、生まれたばかりの人間の子どもに「心」は備わっていません。
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情操や感情を司る脳内の神経回路がどう作られていくか・・・それこそspiritなのです。
赤ん坊は誰にでも微笑みますよね・・・憎しみなどの感情は後天的に嫌な思いの体験で学習するものです。

でも、DNAに刻まれた「記憶」も実は存在します。
暗闇や蛇のようなものを怖いと感じたりするのは遺伝的な「記憶」の一種とも言えます。
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DNAの遺伝情報を「記憶」というか「記録データ」と読み替えれば、その記録の伝達の精度に驚きます。
地球に生命が誕生して30億年以上・・・何億年も正確に遺伝情報が繰り返し伝えられます。

生物は遺伝情報をタンパク質の塩基の組み合わせパターンを複製して伝えます。
この複製の精度は、ほぼ100%ですよね。
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コピー機で、コピーした用紙を原稿にまたコピーして次から次へとコピーしてみてください。
1000枚もコピーすれば、何を書いているか擦れて読めなくなります。

生物の情報の伝達メカニズムの凄いことが解ります。
脳や遺伝子・・・まだまだ、人間の科学は追いついていません。
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最近のITの世界ではキロバイトからギガバイト、画像は1000万画素・・・
半導体メモリーの容量は飛躍的に大きくなり、今まで使わなかった単位が登場しています。

それはそれで「0」と「1」の二進法のパターンで正確に伝達できる優れたテクノロジーなのですが・・・
パソコンで写真画像を1万回コピーすれば、やはり画像はかなり劣化します。
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人間や生物の記憶(記録)の方法はCDやフラッシュメモリと記録メカニズムが全く違います。
人間の記憶は、小さい頃の出来事など、その嬉しさや悲しさといった感情まで記憶していますよね。

人間の脳の記憶はどんなメカニズムで記録され、どうやって再現するのでしょう?
確かに忘れるものも多いのですが、何十年経っても色褪せない記憶もありますよね。
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脳は神経回路ニューロンのパターンで記憶を作ります。
必要があれば、そのパターンにより、必要な情報を脳の中で追加して記憶を再生しています。

遠い昔に恋心を告白した彼女の服の色・・・確かに覚えていますか?
それを同じ教室で目撃した同級生が久しぶりの同窓会で、違う色を証言したとしましょう。
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本当は赤色の服で、そう記憶していても、後に自分の周りの皆が水色だったと言えば・・・
自身の記憶も水色として思い出してしまうのが人間の脳なのです。
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・・・つまり記憶は嘘をつきます。
形は得意でも、色を含む感覚記憶はなかなか留めておきにくいものなのです。

記憶には「ワーキングメモリ」という「短期記憶」と一生忘れない「長期記憶」があります。
ワーキングメモリとは数秒から数十秒の記憶で、検索で調べた店の電話番号とかで、すぐに忘れます。
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長期記憶は半永久的に保持される記憶です。
友達の名前や出身校、ペットの名前などがそうです。

短期記憶ほど脳の神経回路が強くできていないので「思い込み」に陥りやすい記憶です。
初めて訪れた土地でも、懐かしいと感じることがありますよね・・・神経回路が似ていればそう感じます。
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脳内の1つの神経細胞は数万もの神経細胞と繋がってて、円状の回路が構成されています。
この回路は何兆もの回路の組み合わせが可能で電気信号が流れる回路が「記憶」となります。

記憶回路は、円状に形成されるので何通りが類似の回路も作られてしまいます。
もっとも電気が強く流れた回路が記憶として再生される仕組みです。

思い込みや錯覚は、この回路の経路が変わる(変えられる)ことを意味します。
それまで作られた回路によく似た回路を電気信号が流れれば、記憶が同調することもあるわけです。
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これを逆に活用すると、実際にはない事が「想像」できてしまいます。
この回路をたくさん作れることが想像力を豊かにします。

目の前にない物を見る・・・人間の脳に与えられた能力ですね。
パターン化したり概念で捉えたり・・・ないものを想い描いたり、心の目が人間には備わっています。
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パソコンのデータは「0」と「1」とのパターンを信号にしています。
その膨大な数字の列の1ヶ所でも欠けるとデータは再生できなくなります。

しかし、脳の記憶はもともと回路という曖昧な記憶方法なので都合のいい回路を再生時に作ってしまいます。
よく言えば、データを復元、複製する能力があるともいえるのですが・・・
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少年の顔を大人の顔として記憶したり、人間に遭遇したのに宇宙人に遭ったと記憶したり・・・
人間の記憶は実に曖昧でもあります。

人類が文字を発明して記録を残すようになって何万年か経過しています。
壁画は紙の書物に変わり、2000年も前に語られたことを聖書として記録したりしています。
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現代は写真やデータとして保存が可能ですが・・・
何千年も記録できるかというと疑問ですね。

半導体の代わりに細菌など生物を記憶媒体に活用する研究もされています。
そのうち、勉強しなくても脳にデータを記憶させる時代がくるかも?
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サケやウナギ、渡り鳥や渡りの蝶・・・教えられなくても生まれ故郷を目指します。
本能という記憶のカギのシステムは確かにありそうです。

神様を見たという人、この眼で幽霊を確かに見たという人もいるでしょう。
その人には確かに見えています。
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「見えた」と脳が認識するからで、印画紙に写している訳ではないですから・・・
でも悲しいかな、脳内の回路を電気信号が流れなければ記憶も認識もありえません。

我々ホモサピエンスは地上に現れてたった200万年しかまだ生存していません。
メタセコイアの木を見てください・・・何億年も形を変えず子孫を残し続けています。

人間は集団を形成して社会を築きます・・・群れる本能が働いています。
一人では生きていけないとよく言われますがアレは嘘で、動物園で独りで生涯を過ごす哺乳類もいるでしょ。
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お互いにニコニコして一緒にいる方が快適だと人間は感じるように本能に組み込まれています。
集団で暮す方が本当に生存に有利かどうかは別にして・・・

ウィルスや細菌はもっと古くから永々と遺伝情報を伝えています。
人間の精神がspiritualだなんて思わないでください。
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本当のspiritualな世界は、生命の根源にあるのかも?
我々まだ生命の意味さえ解っていないのかも知れません。
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パワーを感じるスピリットポイントがもてはやされていますがデオッちは反対です。
それは「霊気」ではなく、全ての現象は物理現象で時間と空間は素粒子が作っているからです。

あなたが苦しんだり、悩んだりするのは決して先祖の霊でも運命でもありません。
脳の回路を自ら塞いだり、電流のブレーキをかけることはありません。
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我々が求める幸福とは所詮は充足感です。
自殺者が後を絶たない現代日本・・・生きることに否定的すぎるのかも?
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精神は脳のシナプス回路を通る電気信号に過ぎません。
心は生きている人間の体の中にあります。
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風の誘いに身を任せて生きていくのも悪くない。

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