天霧城

香川県西部に天霧城(あまぎりじょう)と言う城跡があります。
南北朝時代に細川家の家臣の香川氏の山城で堅城として名高かったお城です。
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国指定の史跡ですが、保存状態はよくありません。
阿波の三好氏、土佐の長曾我部氏の進攻にも耐えた中世の名城でした。
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「尼斬り」城と呼ばれたという伝承が残っています。
城の秘密を明かした尼僧を捕えて斬首したからです・・・
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ある時、長曾我部が城を包囲し水の手を断ちましたが、いっこうに香川氏は降伏しません。
水が断たれたのに、馬を水で洗って見せるという余裕。

「今度も天霧城は落とせないか…」
長曾我部は地元の尼僧を捕らえて尋問します。

「なぜあの城には水があるのだ!」
・・・ついに、尼僧は口を割ります。
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「馬を洗った水は実は白米で、遠目には水に見えます。」
これを聞いた長曾我部は城攻めを続け、落城させます。
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天霧城は中世の城で、江戸時代の城のように城主が住む天守閣はありません。
戦いのための実用的な「砦」としての大規模な主郭で構成されています。
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多度津は室町時代からの港を擁する地域で、物資の輸送で莫大な利益を挙げる場所。
この地域を支配し、阿波の三好や伊予までも遠望できるこの山城は軍事戦略的に重要な砦です。
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今も、交通の要衝であることに変わりはありません。
登山口に札所である弥谷(いやだに)寺があり、訪れる人はそこまで・・・
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弥谷寺には四国では珍しい崖仏が彫られています。
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火山灰が堆積した凝灰岩は柔らかく加工しやすい岩だから・・・
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年末だというのに、まだここは紅葉が楽しめます。
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ここから、瀬戸内海と讃岐山脈の向こうに見える三好の山々を眺めると秘境の地も案外近いと感じる。
中世の人々も、そんな世界感だっただろうか?
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